2017年2月16日。

昨日発売の「週刊少年チャンピオン」で、すごく面白かった漫画が完結しました。

 

その漫画のタイトルは、『実は私は』

 

秘密を抱えるヒロインと、その秘密を守ろうとする主人公のラブコメです。

 

スッと始まって、グオオオ!って盛り上がって、ドン!!って終わりました。

 

もう完璧。

しっかりとエンディングまで描かれ切ってしまいました。

続編も番外編も、もう必要ありません。

 

実は私は(22): 少年チャンピオン・コミックス

 

「実は私は」はこんな物語

 

高校に通う主人公。

考えていることがすぐ顔に出る、通称「アナザル(穴の開いたザル)」。

ヒロインにラブレターを渡そうと放課後の教室に入ったときに、うっかり羽を伸ばしてコウモリを飛ばしているヒロインを見てしまいます。

 

 

実はヒロインは吸血鬼。

ミステリアスで人を寄せ付けない雰囲気だったのですが、その理由は「人間に吸血鬼だとバレたら、実家に連れ戻される」ため、単にキバが見えないようにしていただけとのこと。

 

ヒロインの両親も父親が吸血鬼、母親が人間なんですけど、過去、主人公たちと同じ高校に通っていた頃、吸血鬼であるとバレてしまい、卒業するという目標も経たれてしまいました。

共存が挫折したことに絶望し、人間との距離を置いたという過去を持っています。

(クライマックスの過去編で明かされました)

 

主人公という「人間」にばれたということで、学校を去ろうとするヒロイン。

そんなヒロインに恋心を抱いていた主人公は、「秘密がばれたことを秘密にすればいい」と、吸血鬼であるという秘密を隠して卒業するため、「友達になってください!」とセリフを間違えてしまいます

 

 

…あれ?キミ、ラブレター渡しに来たんだよね?

そのポケットに入ってるよね?

 

「友達になってください」じゃないだろう?

 

 

そして、ヒロインの「私なんかでええなら よろこんで!」から、物語は始まります。

 

ラブコメ要素を持った基本的にはギャグ漫画

そこからは吸血鬼のヒロインをはじめ、宇宙人、狼男、福の神(メガネ)、未来人、忍者、天使(生徒会長)、悪魔(校長)…など、人外がゾロゾロ出てきてのドタバタコメディ。

 

はい。この漫画のすごいところ、9割がた、ゲラゲラ笑うコメディギャグ漫画です。

 

第一話であれだけミステリアスな美人で描かれていたヒロインも、クールビューティー、ではなく、「くーるびゅーてぃー(笑)」とネタにされる扱い。

 

 

コメディパートのシリアスパートのギャップ

で、「9割がた、ゲラゲラ笑うコメディギャグ漫画」なのですが…

 

もともと、絵が綺麗なので、ホラーな絵を描かれたらすごく怖い。

 

透明人間の作り方 (少年チャンピオン・コミックス)

 

だいたいはこういうまじめな表情からの、笑えるオチに持っていくんですけど…

 

 

はい、「のこり1割」で、そのままシリアスなストーリーが続くから、すごくハラハラするんです。

 

主人公の友人たち

「実は私は」に出てくる主人公の友人たちが、前作「さくらDISCORD」からの(ほぼ)再登場となっています。

名前もほとんど同じ。

 

作楽 康介→桜田 康介(「さくら」と容姿は違うけど)

桜島 結太→嶋田 結太

桜ケ丘 奏→岡田 奏

 

登場人物が多い漫画ですが、この友人たちにも、一人ひとりしっかりとした物語が描かれています。

 

毎週木曜日が待ち遠しかった

第一話より

 

数々のトラブルを乗り越え(最終章の盛り上がりとハラハラドキドキ感はすごかった!)、主人公とヒロインは最終章で婚約まで行ってるんですけど、最終話にて、第一話の放課後に渡すはずだった、渡せていなかったラブレターが読まれというか気づいてなかったんかい、改めて「私なんかでええなら よろこんで!」と、同じ言葉で返事をもらいます。

 

 

言葉は同じでも、今度はちゃんと、告白に対しての返事。

第一話と最終話でリンクさせるという演出!

しかも映像が「あの放課後」に戻ってるし、もう大号泣ですよ。

 

 

全員が何かしらの秘密を持っているよね、という、笑って泣いて、すごく幸せな物語でした。

もうこの漫画、絶対手放さない。

 

 

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