今回読んだ本は「〆切本」という本です。

 

表紙がこれ↓なので、内容がサッパリわかりません。

 

〆切本

 

面白そうだったので、表紙買い。

作家さんの締め切りについての謝罪文とかが載ってるのかなと思ったら、作家たちの締め切りにまつわる、エッセイや手紙・日記・対談などを集めた書籍でした。

 

なかなか見ないテーマの本で、面白かったです。

 

文豪から漫画家まで、有名作家も締切について悩んでいる

田山花袋、夏目漱石、島崎藤村、志賀直哉、谷崎潤一郎、菊池寛、内田百聞、吉川英治、梶井基次郎江戸川乱歩林芙美子松本清張…と、教科書レベルの文豪たちがひたすら悩んで愚痴っている話が続きます。(この本のテーマが締切なんだから当たり前ですが)

最近の小説家では、内田康夫や赤瀬川原平、大沢在昌や吉本ばななに西加奈子。

漫画家も、長谷川町子や藤子不二雄(A)が載っています。

 

超有名な文豪でさえも、こんなに悩むもんなんだなあ、と結構意外な感じ。

有名になっている結果しか知りませんからね、読者には生みの苦しみは伝わりませんね。

 

笑ったのが西加奈子さんの締め切りを破った時の言い訳、「肉眼ではね」。

 

「原稿できてないじゃない」

「肉眼ではね!」

 

締切に対する考え方と、編集者との関係というテーマも

あとは締切に対する考え方と、編集者との関係とかについての章がまとまっています。

 

締切に対する考え方

それにしても、作家たちの締切に対する考え方。

9対1で自分勝手だなあ(笑)

 

9割がこれです。

『締め切りが無かったら作品なんていつまでたっても完成しないし、締め切りがあっても直前にならないと書く気がしないんだから間に合うわけがない』ひどい!

 

で、残り1割の人がこれに対して愚痴ってます。

『スケジュール守って書いたら、軽んじられるんだよ…』

 

あー。

これって普段の仕事でもあるかも。

締め切りギリギリまで粘って粘ってこそ、熱意が入ったいい仕事だ!とかいう解釈。

作家も大変なんですね…

 

編集者との関係

作家と言えども、一人では作品を世に送り出せないんだなあ、と思ったのがこの章。

「敵か味方か?編集者」というテーマでまとめられています。

 

うーん、良い編集者・悪い編集者は一概には言えないけど、作家と編集者の合う・合わないはとても大事かも。

 

勇気のある人は、一度お試しください。

締め切りに対する苦悩すら、話のテーマにする作家たちがここまで多い(まとめられて本になるくらいですからね)とは驚きです。

いや逆に、締め切りという存在が大きすぎて、どうしてもテーマになってしまうのか。

 

やっぱり一度言ってみたいなあ、と思う西加奈子さんの言葉。

勇気のある人は、日常で一度お試しください。

 

「あの仕事の書類できてないじゃないか」

「肉眼ではね!」

 

 

こちらの記事も読まれています